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上士幌にビール工房を 「クラフト文化つくる」 「咲色」のマークさん

低アルコール飲料の製造に向けて、クラウドファンディングで支援を呼び掛ける粟田さん夫妻

 【上士幌】ピザなどが味わえる上士幌町の施設「旅とピザとお宿 咲色(さいろ)~Sairo~」(上音更東1線)を営むMark(マーク、本名・粟田誠士=あわた・まこと)さん(40)が、ビール工房建設のため、17日からインターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を始める。マークさんは「低アルコール飲料を通して、上士幌を多くの人に知ってもらいたい」と話している。(大健太郎)

17日からクラウドファンディング 町産小麦使い低アルで2種
 マークさんは神戸市出身。上士幌の雄大な自然や、どこまでも広がる青空などの風景が気に入り、妻の美咲さんと一緒に2021年に移住した。上士幌が100年後も美しく、温かい町として続くように「町にクラフトビールの文化をつくりたい」との思いから製造を決めた。

 今年、ベルギーやイタリア、アルゼンチンなどを訪問。現地のバーなどでクラフトビールの味や香りといった食文化、食事のペアリングを見聞したほか、多くの人でにぎわう雰囲気の中で人々がビールを味わう様子に触れた。

 現在、試作品として開発している低アルコール飲料は、喉越し爽やかな「狐空」(こくう)とフルーティーで苦みが少ない「狐雪」(こゆき)の2種類。いずれも町産の小麦、トウモロコシを使用し、ラベルは町の朝焼けの風景をイメージして制作した。

 CFの目標金額は150万円で、資金はビール工房の建設に活用する。将来は売り上げの1%を町内で夢に挑戦する人などに寄付する仕組みをつくり、低アルコール飲料をベースにクラフトビールを製造していく。

 12月30日までCFサイトで寄付を受け付ける。問い合わせはマークさん(080・5314・9369)へ。

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