高木菜那さんも「マッチョ神輿」体験 高校生が地域おこし企画発表 JCI帯広検証例会
帯広青年会議所(JCI帯広、世良雄大理事長)は、次世代を担う若者らが街の活性化に取り組んだ「とかちの未来共創プロジェクト」のまとめとして検証例会を開き、参加した高校生らが発表を行った。
10月25日、帯広市民文化ホールで開かれ、約180人が参加した。特別ゲストとしてスピードスケートの平昌五輪金メダリスト高木菜那さん(幕別町出身)が登壇。1部で講演、2部では高校生とのトークセッションが行われた。
プロジェクトは4月に始まり、「魅力を価値へ」をテーマに11校41人の生徒がおびひろ平原まつりを盛り上げる企画を考案。「アクティビティー」「フード」「クリエーション」の3部門6チームに分かれ、十勝の食材や企業、観光資源などを生かしたユニークなアイデアで祭りを盛り上げた。
生徒らはグループごとに取り組みを発表。大豆ミートと十勝産野菜を使用したラーメンサラダを販売したフードチーム・シェイクカップは、「計画性やアイデアの出し方などを学べたほか、活動を通して地域との関わり方を改めて考えることができた。進学先で地域の活性化について勉強したいと考えているメンバーもいる」と発表。
高木さんは「十勝の強みを自分たちで考えてつくり出し、相手に届けるところまでできたのはとても良い経験。経験を自信にして、次につなげて」とコメント。今年の平原まつりで実施した「とかっチョ!神輿(みこし)」も体験した。
プロジェクトの今後については、アドバイザーとして活動に参加した十勝eスポーツ教育センターの大橋紘一郎代表が継承し、学生団体や管内の企業とも連携しながら来年度以降も実施する予定。(児玉未知佳)