帯畜大で「馬」知って 馬術ショーや乗馬体験楽しむ
帯広畜産大学(長澤秀行学長)で8日、同大の馬に関わる教育や研究を知ってもらい、馬と人の関係を学ぶイベント「ちくだい馬フォーラム」が開かれた。馬術ショーや乗馬会が行われ、家族連れでにぎわった。
同大が主催。2013年から行い今年で9回目。開会式の後、日本中央競馬会(JRA)日高育成牧場(日高管内浦河町)による障害飛越のショーで開幕。馬術部による馬術ショーも行われ、馬が好きで、神奈川県から家族4人で訪れた自営業宇佐川浩隆さん(36)、乃理子さん(35)夫婦は「馬術部ってかっこいい」と心を引かれていた。
JRAと、同大のサークル「うまぶ」が乗馬体験を行ったほか、障害者乗馬に取り組む同大のサークル「Clip Clop」が障害者乗馬のデモンストレーションを披露した。
「うまぶ」のブースで乗馬した友西莉菜(れいな)ちゃん(5)は「馬は温かかった」と笑顔を見せた。同サークルの牧田朋子さん(2年)は「いろいろな所から馬が好きな人が来てくれて、触れることで笑顔になってくれてうれしい」と話した。
このほか、「様々な馬と産業について考えよう」をテーマに、農業での馬利用の研究などに取り組む馬搬振興会の岩間敬代表らによる講演が行われた。同振興会は馬による草刈りの実演を行った。(北村里沙)