帯廣神社で流鏑馬奉納 秋季例大祭本祭前に五穀豊穣など祈願
帯廣神社(大野清徳宮司)秋季例大祭の本祭(24、25日)に先立ち、同神社境内に特設された馬場で23日午前、十勝どさんこ弓馬会(斎藤朋子会長)による奉納流鏑馬(やぶさめ)が行われた。
参道脇から十勝護国神社まで直進約100メートルの馬場を設け、二つの的を設置。五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願し、射手6人がそれぞれ馬を2回走らせ矢を射った。
「5年に1回しか晴れない」(斎藤会長)という同神社の奉納流鏑馬だが、この日は晴天に恵まれ、100人ほどの参拝客が、矢が的中するたびに大きな拍手を送っていた。
「頑張れ」と応援していた音更町内の会社員、鼻和覚さん(54)は「雰囲気が良いし、迫力もあってとても面白かった」と笑顔だった。
本祭初日の24日は、午前8時半から神事が執り行われた後、神輿(みこし)や山車(だし)が同10時に神社を出発する。
2日間で市内七つの祭典区を回り、供饌(きょうせん)祭で地域の繁栄を祈る。25日午後5時に神社へ戻る予定。(山田夏航)
帯廣神社で流鏑馬奉納 秋季例大祭本祭前に五穀豊穣など祈願