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米ぬかクレヨン商品化 リサイクル堆肥栽培米で マテック

特別栽培米とクレヨンをPRするマテックプロダクツストアのスタッフ

 総合リサイクル業・マテック(帯広市、杉山博康社長)グループは、自社製造のリサイクル堆肥を活用した特別栽培米から出る米ぬかを配合した「キットパス(クレヨン)」を商品化した。SDGsなど環境問題への関心を高めてもらうのが狙い。(佐藤いづみ)

 マテックは、関連会社のばんけい堆肥センター(札幌)で、スーパーなどから出る食品残渣(ざんさ)を活用した各種堆肥を製造。2021年からその堆肥を使い、JA新しのつ(石狩管内)の農業者などと農薬・化学肥料を慣行の半分以下に抑えた特別栽培米作りに取り組んでいる。昨年は約2万3000キロ(精米ベース)を生産、グループ従業員に支給したほか、一部は一般販売も行った。

 クレヨンは日本理化学工業(神奈川)が開発したシリーズで、窓ガラスなどに書くと消せるのが特徴。各種デザイン賞なども受賞している。今回は同社の協力で、特別栽培米から出る米ぬかを配合したライスワックスを原料に製造してもらった。

 キットパスミディアム(12色入り、1320円)。初回は3240セットを製造。マテックグループのエルバ北海道(帯広)が販売を担い、運営するオリジナルリサイクル品販売の「マテックプロダクツストア」(西22南3)で8日から販売を開始する。同日には、市内保育所に計1200セットを寄贈する予定。エルバ北海道の青山豊常務は「お米は新米が入り次第、本格販売したい。商品を通じ、SDGsへの理解を深めてもらえれば」としている。問い合わせは同ストア(0155・35・7711)へ。

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