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進学へ自覚を持とう 帯広栄小で中学教諭が授業

国島教諭の数学の“授業”を受ける6年生

 帯広栄小学校(和田尚史校長)で29日、児童の進学先となる第一中、西陵中の教員が来校し、6年生80人に中学校生活について紹介した。

 中学進学への自覚を持ってもらう狙いで毎年開催している。一中の豊田頼斗教諭は同校の教育目標などを紹介しながら、「ファーストペンギンのように勇気を持って行動してほしい」「中学校は夢や目標をかなえる準備をする場所」などと呼び掛けた。

 両中学校の教諭による“授業”もあり、西陵中の国島辰也教諭の数学では、初めに高校入試で出題された計算問題を紹介。小学校で既に習っている計算式だったので、児童から驚きの声が上がった。算数で習った「加減乗除」など、自ら考えて式を成立させる問題にも意欲的に取り組み、国島教諭に回答を見せた。

 米田美優さん(12)は「先輩が『家庭学習をした方がいい』と話していると聞いて参考になった」と話していた。(澤村真理子)

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