みこし担ぐ“マッチョ” モール温泉水掛け歓声 JCI帯広と共同企画
14日に開幕したおびひろ平原まつりで、帯広青年会議所(JCI帯広)と学生による「とかちの未来共創プロジェクト」のブースが設置され、高校生らが祭りのために取り組んできた企画が催された。シャッターが下りた藤丸の寂しさを吹き飛ばすように、若者の元気な掛け声や笑顔があふれた。(児玉未知佳)
JCI帯広 共同で企画
プロジェクトには、管内の高校、専門学校、大学計12校の42人が参加。チームに分かれ、約4カ月かけて、おびひろ平原まつりで開催するイベントを考案・準備してきた。
チーム「とかっチョ!神輿(みこし)」は、同日午後2時から藤丸ビル北側の7丁目会場で、みこしを担ぐ“マッチョ”にモール温泉水をかけて会場を盛り上げるイベントを企画。
メンバーの友人などを通して集めたマッチョが手作りのみこしを担ぎ、観客は担ぎ手たちにモール温泉水をかけた。温泉水を浴びるたびにマッチョたちの掛け声に張りが増し、会場には活気があふれた。
家族3人で訪れた剣地勇哉さん(32)=帯広市=は「こんな寒い中で盛り上げてくれて、見ていて元気がもらえた。今までにない平原まつり。楽しませてくれてありがたい」と話していた。
7丁目会場では「スタンプラリー」や古新聞をリメークして作る「新聞ちょうちんづくり体験」なども行われ、小学生や家族連れなどが、学生たちによるユニークな企画を楽しんだ。