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「最も暑い」7月記録ずくめ 十勝

記録的な猛暑になった7月の十勝。帯広市内の南公園で涼む家族連れ(7月28日)

 7月の十勝地方は後半を中心に厳しい暑さに見舞われ、平均気温は19地点のうち15地点で、同月として観測開始以来、最も高かった。浦幌と大樹は同月の1日の最高気温の記録を更新。池田は35度以上の「猛暑日」が5日間連続して管内で過去最長になるなど、各地で記録的な暑さとなった。

 帯広測候所によると、7月後半は太平洋高気圧が日本列島の東に張り出し、平年よりも暖かい空気が十勝など北海道の上空に入り続けた。山地を越えて高温の風が吹き下ろす「フェーン現象」なども重なって気温が上昇した。

 月間の平均気温は、帯広と足寄で22・8度、本別で22・4度、鹿追で22・3度など平年より4度近く高かった。帯広は観測を始めた1892年以来の記録だった21・3度(2021年)を上回るなど、管内15地点で7月の平均気温を更新した。

 月間の最高気温の平均も高く、池田は28・4度で平年比4・9度、帯広は28・8度で4・5度それぞれ上回り、過去2番目の記録だった。池田は26、28日に最高気温が36・2度まで上がるなど、「猛暑日」が5日間(25~29日)続いた。これまでの記録だった4日間を超えた。

 日最高気温は、浦幌が35・9度(29日)、大樹が34・9度(同)を観測し、7月として史上1位になった。(細谷敦生)

31日猛暑日なし あすは34度予想
 十勝地方は1日も晴れて気温が上がり、正午までの最高気温は本別で30・9度など2地点で「真夏日」となった。7月31日は足寄が31・1度など6地点で真夏日を観測した。

 帯広の最高気温の予想は2日の34度をはじめ、4日まで30度以上が続く見込み。週末は雨が降り暑さも落ち着くとみられる。


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