ヒグマ目撃情報 痕跡ない場合は原則非公表 帯広市
米沢則寿帯広市長は6月30日、定例記者会見を開いた。市はヒグマの目撃情報の公表基準について、足跡などの痕跡が確認されなかった場合は原則公表していないことを明らかにした。
桃井順洋農政部長は「目撃情報が続けて寄せられた場合などは原則に縛られず、目撃情報のみでも発信する」と述べた。目撃の通報から情報発信まで時間を要していることに関しては、「他の動物の足跡などをヒグマのものと誤って通報いただく事例もある。現地調査で正確な情報を把握してから発信している」とした。
障害福祉サービスなどの負担上限月額に関する事務処理ミスについて、下野一人市民福祉部長は最長で15年前から誤った負担額で算定していたとした。7月中には金額と対象者数を確定させ、返還などの手続きを進める方針。職員の関係法令に対する理解不足が背景にあり、下野部長は「研修を開くなどして再発防止に努める」とした。(津田恭平、菊地青葉)