「時間のずれ紛らわしい」西2南9の街路時計を新調へ
帯広栄通商店街振興組合(杉山輝子理事長)は今秋までに、帯広市西2南9の道路沿いにある街路時計を新調する。時計は30年以上前の同組合創設時期に設置されたもので、経年劣化のため5年ほど前から刻む時間に狂いが生じていた。杉山理事長は「商店街のシンボルとも言える大事な時計。新しくして街の利便性につながれば」と話す。
5年前から時間ずれ
高さ約5メートル、直径約60センチの両面時計で、栄通商店街の北洋銀行跡地付近にある。街の人から「時間がずれていて紛らわしい」と苦情が寄せられることもあり、その都度組合員が直して対応していた。
現計画では時計部分をLED(発光ダイオード)ライト付きの電波時計に取り換える予定。18日の総会で10月までに工事を行うことなどを確認した。事業費用は約100万円と見込んでおり、金融機関からの借り入れを検討しているほか、市の「地域いたわり商店街事業」補助金を申請中。
杉山理事長は「コロナ禍で他の事業もあり着手できなかったが、気になっていた課題にようやく取り組める」と話している。(児玉未知佳)