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結婚カップル40組突破 おびしんキューピット開設6年 自治体との連携協定も後押し

「気軽に相談を」と事務局内で呼び掛ける(右から)秋元所長と、“相談所のお母さん”と信頼が厚いスタッフの竹田由美子さん

 帯広信用金庫(高橋常夫理事長)が展開する結婚相談所「おびしんキューピット」(秋元康伸所長)の取り持ちで結婚したカップルが、今月で40組を突破した。「信用度を生かして地域貢献を」と、婚活支援事業を始めて6月で丸6年。自治体や農協などとの連携も拡大、着実に実績を伸ばしている。

着実に実績 連携も拡大
 同所は2017年6月に開設、帯広市西2南7の帯信金第2ビル内にある。対象はおおむね20歳以上50歳以下。入会時の預かり金は1万円(退会時に全額返却)。同所内でお見合いをし、双方希望で3カ月間の交際期間を設けた上、その後も結婚前提の交際を継続すれば、「寿退会」となる。

 4月末で38組だった結婚が、5月9日時点で42組に。秋元所長は「コロナ禍で見合い自体ができない時期もあった。少しずつ日常が戻りつつある中、新たな一歩を踏み出すカップルが増えてきた」とみる。

 現会員数は372人(男性171人、女性201人)。開設当初から関心が高く、会員数は1年で300人を突破。累計で812人に上る。お見合い実施数は866組、寿退会は71組、子どもも10人誕生した。現在、8組が交際中とする。

 会員や交際・結婚したカップルはほぼ管内全市町村に上る。後押しするのは自治体などとの婚活支援の連携協定。18年の清水と士幌を皮切りに、現在音更や芽室など12町村と締結。うち広尾など4町はJAや商工会などとも同時に結んだ。JA帯広かわにしやJA帯広大正は単独で締結した。

 帯広信金は20年度、内閣官房から地方創生事例として同様の事業を行う苫小牧信金と旭川信金とともに大臣表彰も受けている。高橋理事長は「人口減などの課題解決にもつなげたい」と話している。

 詳細や問い合わせは事務局(0155・67・7845)へ。(佐藤いづみ)

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