運転手不足で路線バス減便を7月31日まで延長 十勝バス
路線バスの一部減便を行っている十勝バス(帯広市、野村文吾社長)は、31日までとしていた減便期間を7月31日まで延長すると発表した。2月から減便が続いており、同社は減便ダイヤを前提にしたダイヤ改正を行う予定だ。
大型二種免許取得者の減少や運転手の高齢化などを背景に、バス業界は慢性的な運転手不足が深刻化。同社でも以前から運転手が足りず、2月8日から路線バスの一部運休を行っている。
採用業務の強化などに取り組んでいるが、全便再開までには至っておらず、今月末までを期限としていた一部減便を7月末まで延長することを決定した。運休するのは管内全路線22系統中、新町線や南商線など9系統の平日17便。
同社乗合部は「運転手確保に向けた採用や社内の職種変更などを行い、少しずつ採用している状況にはあるものの、まだ十分な状況ではない」と説明。長引く運休を踏まえ「時期は未定だが、現在の減便ダイヤを前提にダイヤ改正を行う」と話している。(完戸雅美)