肥料高でもビオラ1株50円 来月2日に花苗1万点を販売 帯農高
帯広農業高校の生徒が育てた花苗の販売会が5月2日午前10時から同校の温室で開かれる。ベゴニアやサルビアなど生徒が丹精込めた色とりどりの約1万点が並ぶ。
花の販売を通して生産者としての責任とコミュニケーション能力を身に付けてもらおうと毎年開催している。お手頃な価格で買えることもあり、例年大勢の人でにぎわう。
園芸クラブの生徒らが春休みに鉢上げした球根ベゴニア(400円)は約3000鉢を用意。花苗はアリッサムやインパチェンス、キンギョソウ、バーベナなど12種類約7000株を販売する。ビオラは50円、その他は80円。肥料の高騰で、来年は値上げすることが決まっている。
園芸クラブの岡部元太さん(3年)は「良い状態に育っているのでぜひ買ってほしい」とPRする。販売は午前10時~同11時45分、午後1時半~同2時半。持ち帰る段ボールや袋の持参を呼び掛けている。(澤村真理子)