中州でゲットしよう 「お宝」は野菜500キロ 4年ぶりに十勝川イカダ下り開催
新型コロナウイルスと降雨による増水で中止されていた十勝の夏の風物詩「第51回十勝川イカダ下り」(同実行委員会主催)が、4年ぶりに7月16日に開催される。距離は約9キロで、スタート会場は十勝大橋上流の帯広市側、ゴール会場は十勝中央大橋下流の十勝川温泉側に設置する。
今年は帯広開発建設部の十勝川治水100周年に関連したイベントを開催。「中洲に寄って宝をGETしよう」では、JA帯広かわにしが、流域で生産された野菜500キロを「宝」として提供。ますやパンの賛同も得て「あんパンまき」のイベントも行う。「熱気球体験搭乗」(午前6時~同8時、1人1000円)では、雄大な十勝川を上空から見渡せ、好天時には日高山脈も見ることができる。
目玉は最優秀賞に5万円が贈られる「イカダ コンテスト」。手作りの一般イカダの審査が基本だが、貸しイカダで出場しても仮装の評価によっては入賞の可能性がある。また、ゴール会場ではジンギスカンが楽しめ、モール温泉に漬かることができる。
実行委員長の藤堂博さん(76)は「十勝川治水100周年に協力したく、各団体から賛同をいただいた。十勝川流域の生産物にこだわっている。できれば一般イカダで出ていただきたい」と話している。
参加費は1人2500円(100人限定の貸しイカダは1人4500円)で、ジンギスカン、コンロ、保険料込み。7月7日午後7時から帯広市内のとかちプラザで開かれるキャプテン会議(最終受け付け、安全講習会)への参加が必要。
予約は6月1日から。申し込み、問い合わせは事務局へEメール(ikabo42th@gmail.com)か事務局の畠山悟さん(090・5950・5030)へ。(高井翔太)