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ばんえい馬券販売554億円 過去最高 ネット販売好調

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コロナ前に回復 来場者数10万人増
 帯広市が主催するばんえい競馬は20日、2022年度の全日程(149日間)を終えた。今年度の馬券発売額は554億7988万円で前年度より7・1%増え、過去最高額を記録。コロナ禍で大幅に伸びたインターネット投票による発売額が引き続き好調で、全体の9割以上を占めた。帯広競馬場の来場者数は27万9837人とコロナ禍前の水準までおおむね回復し、キャラクターや著名人を起用したイベント開催などが奏功した。(大海雪乃)

 馬券発売額は12年度から11年連続で前年度を更新。1日平均の発売額は3億7234万円。1日に7億円を超える日も2回あった。馬券発売額のうち、インターネット発売が6・7%増の507億8116万円。帯広競馬場での購入は37・9%増の12億6749万円、8カ所の直営場外は2・6%減の15億9964万円、広域発売は11%増の18億3158万円だった。

 今年度は開幕当初から馬券販売が好調で、1日当たりの発売額が前年度を上回るペースで推移した。しかし、コロナ禍による行動制限の緩和などで娯楽が多様化するなどし、昨年7~8月は前年同程度、12月以降は下回る日もみられ、伸びが鈍化した。

 来場者数は、無観客開催があった20、21年度と比べて10万人以上増えた。人気コンテンツ「ウマ娘プリティーダービー」やタレント「なかやまきんに君」、アイスホッケーチーム「ひがし北海道クレインズ」など多様なジャンルとコラボし、幅広い年代・地域からの来場と認知度向上につながった。

 市ばんえい振興室は「地域や競馬関係者、ファンの支えがあっての結果であり感謝している。今後も帯広競馬場に来てもらい、実際にレースを見てもらうことで、ばんえい競馬の魅力を伝えていきたい」としている。

 来年度は4月21日に開幕し、149日間の日程で行われる。

関連写真

  • 馬券発売が過去最高を記録したばんえい競馬(18日、帯広競馬場。金野和彦撮影)

    馬券発売が過去最高を記録したばんえい競馬(18日、帯広競馬場。金野和彦撮影)

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