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重さ80キロの十勝石 帯広市児童会館で展示

寄付された黒曜石の原石

 帯広市児童会館(緑ケ丘2)で、手に触れて質感を体感できる「黒曜石の原石展示」が新たに見どころとして加わった。

 黒曜石は十勝石の通称名でも呼ばれる。十勝出身で旭川市在住の志賀照雄氏から「故郷の子どもたちの教育に役立ててほしい」と、十勝教育局を通じて同館に贈られた。

 高さ52センチ、幅32センチ、奥行き41センチ、重さ約80キロ。オホーツク管内遠軽町白滝産で、現在では入手困難な大きさという。同館では2階廊下に従来から黒曜石を含む岩石サンプルや、黒曜石の工芸品を展示しているが、地元に根差した象徴的な岩石が展示物として加わった。渡邊誠克館長は「寄付者の思いをくみ、原石を大切に展示し、楽しみながら学べる場としたい。ぜひ見てほしい」と話している。(瀬藤範子通信員)

大人の膝の高さほどある黒曜石の原石を示し、見学を呼び掛ける渡邊館長

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