こん身の黒板アートで卒業祝い 八千代中の小田上教諭
みんなの笑顔を忘れない-。十勝管内の中学校で卒業式が行われた15日、帯広八千代中学校3年生の教室には、卒業生12人の姿を描いた黒板アートが登場した。
3年生担任で美術教諭の小田上飛鳥教諭(41)が14日午後から10時間以上かけて制作。卒業アルバム用に2月に撮影した写真を見ながら、一人ひとりの姿を丁寧に描いた。「卒業式の日が一生の思い出に残るように思いを込めて」と小田上教諭。卒業式の朝、教室には生徒の歓声が響いたという。
黒板アートは16日朝に消されてしまったが、小田上教諭の思いは生徒の胸にいつまでも残るはず。(澤村真理子)