帯広空港1車線減 一般車両は駐停車禁止に
北海道エアポート(HAP)帯広空港事業所は、とかち帯広空港駐車場と構内道路整備の基本計画・設計を策定した。計画ではターミナルビル前の走行レーンを現行4車線から3車線とし、一般車両が駐停車できない構造に変更。2023年度着工、24年度中の完成を目指す。
ビル前の構内道路は現在、公共交通機関の駐停車レーン、バスの走行レーン、一般車両の走行レーン、一般車両の駐車場への右折レーンの4車線となっている。
右折レーンへの危険な路上駐車が後を絶たないことから、路線バス・タクシー、貸し切りバス、一般車両の3車線に変更。路線バス・タクシーと貸し切りバスのレーンの間に歩道を設ける。貸し切りバスと一般車両の間はラバーコーンで区切り、一般車両のレーンは駐停車できない構造に改修する。
駐車場は、新たに建設する立体駐車場(100台)とA、B、Cの駐車場を有料とし、21年度に整備した臨時駐車場のみ無料とする。収容台数は現行から438台増やし1592台に拡充する。
同事業所は「実施設計で細部を調整していくことになるが、提示しているスケジュール通り進めていきたい」としている。(完戸雅美)