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東京で十勝の食発信 日本公庫が商談会

料理を味わいながら交流する生産者ら

 【東京】日本政策金融公庫帯広支店の「バイヤーズミーティングin東京虎ノ門」が、都内の飲食店で開かれた。十勝や釧路、根室の生産者が、こだわりの野菜や乳製品などの魅力を関東圏バイヤーに伝えた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費が落ち込む中、販路開拓を支援するのが目的。今回が4回目で、東京開催は初。

 道東の生産者10組と約10社のバイヤーら、約50人が参加し、1月31日に実施。牛肉やゴボウ、山わさびなど生産者の食材を使った料理を味わいながら交流した。大坂農場(幕別町忠類)の大坂崇士さんは、料理しやすいようピューレ状に加工したゆり根を紹介、「火を通して冷凍すると変色しない」と説明した。

 興味を示したバイヤーは、土づくりや生産量などを確認していた。十勝の食の魅力発信に力を入れるJALUXの小串彰弘マネジャーは「北海道に注力し、いい食材を探していきたい」と話した。

 同公庫帯広支店の野頭賢一支店長は「大消費地の東京で、十勝と根釧の食材を広く消費者に伝えてもらいたい」と期待していた。(池谷智仁)

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