3年ぶり通常開催「第60回おびひろ氷まつり」開幕 大勢の来場者でにぎわう
十勝・帯広の“冬の風物詩”として知られ、今年で60回の節目を迎える「おびひろ氷まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)が27日午前、帯広市緑ケ丘公園で開幕した。回転そりや氷の迷路などのアクティビティーや、日本氷彫刻会名誉師範の中村順一さん(65)=帯広=が手掛ける大氷壁を含め、迫力ある大小約40体の氷雪像を大勢の来場者が楽しんでいる。
氷まつりはコロナ禍の影響で、2021年は規模を縮小し、3会場に分散して開催。昨年は感染拡大を受けて開幕直前で中止となっており、同公園での開催は3年ぶり。飲食コーナーを分散させるなど、万全の感染対策を施して実施する。
例年、子どもたちに好評の陸上自衛隊第5旅団の「氷の巨大すべり台」は、以前より長さを短く設定し、2レーンから4レーンに増やすことで並ぶ時間を短縮させた。
会場を訪れた帯広東幼稚園の約80人の園児は、すべり台や回転そりを体験し、「楽しかった!」と笑顔を見せていた。同幼稚園の奈良真亜子教諭(24)は「3年ぶりの氷まつりなので、来たことのない子も多い。みんな感動していたので良かった」と話した。
28日は午前10時から午後8時まで。同日午後7時からは「かちまい冬花火」を実施する。詳細は氷まつり公式ホームページで。(山田夏航)
3年ぶり通常開催「第60回おびひろ氷まつり」開幕 大勢の来場者でにぎわう