地域と共同開発のピザ、SNSで人気投票 ドミノ・ピザ ジャパン
ドミノ・ピザ ジャパン(東京)は、今年11月に迎える北海道再上陸3周年を記念したキャンペーンの一環として、北海道限定のピザを同社の顧客とともに開発するプロジェクトを開始した。11日は帯広市内のドミノ・ピザ帯広西5条店(西5南22)に参加者が集まり、ピザの具材を決める開発会議を行った。地域の顧客とともにピザを開発するのは、同社で初めて。
プロジェクトでは、北海道を道央、道東、道北、道南の4地区に分け、顧客らと開発したピザ数枚をSNSの投票にかけ、各地区で1位に選ばれたピザを1枚の「クワトロ・ピザ」として商品化する。販売は北海道限定で、3月中旬から11月末までの予定。
11日は、管内に居住経験がある顧客2人とユーチューバーのばんばんざい ぎしさん、同店のクルー2人ら5人が参加。十勝産チーズや豚丼、インデアンカレー、小豆など、20種類を超える道東の食材から、ピザに合う組み合わせを探し、「煮豆と道産カマンベールチーズ」や「サツマイモと小豆」、「豚丼の豚肉と道産チーズ」などのピザを提案した。参加した帯広在住の自営業者松田彩香さん(29)は「合うと思った組み合わせが合わなかったり、その逆もあったりと、予想外のことが多かった。開発者のすごさが分かった」と話した。
企画した同社マーケティング部プロダクション&ロジスティクス課の唐澤淳課長は「ドミノ・ピザはチェーン店だが、画一的ではない『まちのピザ屋』を目指したいとの思いがある」とし、「ピザを知るクルーと地域のお客さまで、おいしい地域のピザを作ってほしい」と期待した。(吉原慧)
ドミノ・ピザ ジャパンが北海道4地区で地域の人と開発したピザをクワトロに
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