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最期のときの過ごし方考える 音更

「『自宅で最期のときを過ごしたい』を支えます」をテーマに3人が阿部医師の進行で意見を交換したシンポジウム

 【音更】音更町内医療従事者らをシンポジウム参加者として招いた町医療介護講演会「元気なうちから知っておきたい音更町の在宅医療と介護について~『自宅で最期のときを過ごしたい』を支えます~」(町医療・介護連携推進協議会主催)が3日、町共栄コミュニティセンターで開かれた。町民ら約100人が“最期のとき”の過ごし方について考えた。

 講演会に先立ち同推進協会長で帯広徳洲会病院(音更)の棟方隆院長が「講演会が最期のときの過ごし方について考えるきっかけになれば」とあいさつした。

 おとふけホームケアクリニックの医師阿部郁代さんが進行役を務め、ケアマネジメントセンターほほえみのケアマネジャー青木尚文さん、ちせ訪問看護ステーションの訪問看護師片岡順子さん、ヘルパーステーションほほえみの訪問介護士野原照子さんの3人がシンポジウム参加者として阿部さんとともに登壇した。

 最初に、家族にみとられながら自宅で最期を迎えたお年寄りの例をプロジェクターを使って紹介。「座り慣れた椅子に座り、好きなテレビを見ながら徐々に呼吸が弱くなっていった」などと最期の様子を伝えた。

 参加者3人はそれぞれの経験に基づいて意見を交わした。青木さんは「家族と自分がどうしたいかを事前に話し合っておくことが大事」と話した。片岡さんは「お家で最期を迎えることが必ずしもいいことではない場合もある。ただ、住み慣れた自宅にいると安心するのは確か」とし、野原さんは「お家にいたいけど家族に迷惑を掛けたくないので病院を選択するケースもある」などと紹介した。

 総括した阿部さんは「長生きできる時代になり、老いていく時間をたくさん持てるようになった。自身、家族が、(最期のときの過ごし方を)どうしたいか、どうするかを考えてほしい」と呼び掛けた。(内形勝也)

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