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動物園観覧車から出火想定 はしご車による救助訓練

高さ36メートルある観覧車にはしご車を伸ばして行われた放水訓練

 帯広消防署は29日、おびひろ動物園(柚原和敏園長)の園内にある観覧車からの出火を想定した消火訓練を実施した。

 昨年、同消防署は園内に消防車やはしご車を出動させる訓練を実施、問題なく両車両が同園に入れることを確認していた。今年はより実践的な訓練を行おうと、同園では初となるはしご車による放水とゴンドラ内に取り残された要救助者の救助訓練を実施した。

 消防署員15人と動物園の職員14人が参加。訓練は同園事務所からの119番通報で始まり、観覧車横に駆けつけたはしご車に署員2名が乗車し、出火を想定したゴンドラまではしごを伸ばして放水を行った。

 放水後、別のゴンドラ内に要救助者がいることを想定し救助訓練を実施。同園職員と署員が協力し、1基当たり重さ約310キロのゴンドラを手で回し、ゴンドラを地上まで下げて救助した。

 訓練は約1時間で終了。現場の最高責任者を務めた同署の田口秀一第一警防隊長(53)は「動物園と同署が連携して訓練を行えた。迅速で確実な活動を行えるよう努めていきたい」と話した。(近藤周)

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  • 動物園観覧から出火想定 はしご車による救助訓練

関連写真

  • 高さ36メートルある観覧車へはしご車を伸ばし、消火活動へ向かう様子

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  • 出火を想定したゴンドラへはしご車から放水を行う署員

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  • 取り残された人のダミーを無事に救助した様子

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  • 取り残された人を救助するため手動でゴンドラを回す同園の職員たち

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  • 訓練が終わり、講評をする田口第一警防隊長(左)

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  • 観覧車すぐ横には本部が置かれ、消火活動や救助の指示が出された

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  • 取り残された人を救助するため手動でゴンドラを回す同園の職員たち

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  • 訓練が終わり、参加者らに講評を行う柚原園長

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