来月からコミバス運行開始 大樹
【大樹】大樹町のコミュニティバス「コスモ」が12月2日に運行を開始する。週3日(月・水・金曜日)の運行で、町内の住宅地と公共施設、医療機関、商業施設などを結ぶ2ルート(各4便)。高齢世帯の身近な“足”として機能する。(能勢雄太郎)
運賃は乗車1回につき100円(未就学児は無料)。11枚つづりの回数券(1000円)もある。祝日と年末年始(12月30日~1月3日)は運休する。
運行路線は、歴舟川以北の市街地(役場、生涯学習センターなど停車)を中心とする北ルートと、同河川以南の市街地を回る南ルート。いずれもコスモール大樹(道の駅、経済センター)が発着点で、町立病院を経由する。
両ルートとも午前8時台から午後1時台に4便が運行。ルート上の30地点にバス停を配置しているが、町道部分は運転手への合図で乗り降りが可能な「フリー乗降区間」に設定した。車両は町所有のボックスカー(定員8人)を活用する。
コミバスは交通弱者対策として、町地域公共交通会議(会長・酒森正人町長)が検討。2020、21年度の2年間に実証運行を行い、1日当たり平均13人が利用した。
町企画商工課は「利用状況をみながら運行概要を改善、見直す。多くの町民に利用してもらえるようPRに努めたい」としている。問い合わせは同課(01558・6・2113)へ。
運行初日の12月2日には出発セレモニーを予定している。