「百姓貴族」がアニメ化決定 幕別町出身・荒川弘さん農業エッセイ漫画
幕別町出身の漫画家荒川弘さんの農業エッセイ漫画「百姓貴族」がアニメ化されることが26日、新書館(東京)から発表された。
同漫画は酪農と畑作を営む荒川さんの実家のエピソードや、荒川さんが漫画家になる前の7年間、家業を手伝っていた当時などを赤裸々に描写。牛の世話や畑仕事などの「十勝の農家あるある」が満載で、笑って学べる農業漫画として人気を集めている。同社の隔月刊漫画雑誌「ウィングス」で連載中で、7巻まで出ている単行本は累計300万部を突破している。
アニメ化決定を受け、インターネット上では一時、「百姓貴族」がトレンドワードとして急上昇。同社編集部は「放送時期などの詳しい情報は随時発表します」としている。
また、東京農業大「食と農」の博物館(東京)では、百姓貴族と同館がタイアップしたイベント「荒川弘〈百姓貴族〉×TOKYO NODAI 2022」を14日から開催中。漫画の複製原画や荒川さんの秘蔵コレクションなどを展示している。入場無料で来年3月4日まで。
道立帯広美術館では、荒川さんの作品「銀の匙 Silver Spoon」の原画などを展示した「銀の匙展」を開催中。(松村智裕)