道の駅活性化へプレゼン 士幌中央中生徒
【士幌】道の駅ピア21しほろの活性化や、同駅で販売するハンバーグの売り上げ向上について提案する発表会が7日、士幌中央中学校(小室彰人校長、生徒170人)で開かれた。
ふるさとへの関心を高める「士幌探究学習」の一環。生徒はこれまで同駅のマーケティング戦略について学び、6日にはフィールド学習として同駅を訪問し、同駅スタッフに「ハンバーグは1日で何個売れているか」「コロナ禍の衛生対策は」「SNSによる宣伝は」などと質問していた。
この日は3年生61人が、同駅でカフェやレストランなどを運営するat LOCALの堀田悠希社長や教諭らの前で、プレゼンテーションに臨んだ。5班に分かれ、それぞれ同駅の優れた点について「店内のデザインやトイレがおしゃれ」「お客さんによって接客方法を変えている」と発表した。
その上で、「特産品が買える自動販売機にハンバーグを入れてみては」「ユーチューブや動画投稿アプリのティックトックを利用する」「町民割り引きの導入を」などと提案した。
参加した西山さつきさん(15)は「マーケティングは難しかったけど、社会経験として学べてよかった」、平野美和さん(同)は「ポテトチップスが一番売れているのに驚いた」、丸山佳恋(かれん)さん(14)は「地域のことをよく知る機会となって、もっと町民に周知したい」と話した。
堀田社長は「どの考えも参考になった。中学生ならではの斬新なアイデアが多く、どんどん取り入れていきたい」と話した。(大健太郎)
道の駅活性化へプレゼン 士幌中央中生徒