M―1グランプリ 十勝のコンビが1回戦突破
帯広市の真鍋充さん(41)と音更町の中村智哉さん(38)が組んだアマチュア漫才コンビ「ダイナマイトダディーゴリー」が漫才日本一を決める「M-1グランプリ2022」の1回戦を突破した。芸能事務所に所属するプロが落選するほど高いレベルを勝ち上がり、2人は「本当にうれしかった。できれば2回戦も勝ちたい」と意気込んでいる。
真鍋さんはオフィス・グリーン・テイル社長で、JAGA(FM77・8メガヘルツ)の番組「とかちコラボRadio」(金曜午後2時23分~同53分、再放送・日曜午前8時半~同9時)にMCマンべとして出演している。
市内のバー「グッドフェローズ」の代表を務める中村さんは昨年10月、同番組にゲストで呼ばれた。2人が子どものころにそれぞれ漫才コンビを組み、文化祭などに出ていたことから、M-1に出場する流れになったという。
「出るからには勝ちたい」とネタを考え、何十時間も練習。コンビ名は真鍋さんが中学時代に使っていたコンビ名をそのまま使った。
札幌市内で9月4日に行われた1回戦では、真鍋さんが縦じまスーツを着たこわもての雰囲気で登場し、話すと「お姉キャラ」が出てしまうキャラクターで漫才を展開。中村さんが「出てる」と忠告し、観客150人から何度も笑いが起こった。
札幌会場は68組が出場し、2回戦進出はわずか18組にとどまった。当日に通過者が発表され、中村さんは「大学に合格したぐらいうれしい。大学行ってないけど」、真鍋さんも「ちょっと泣くくらい感動した」と喜び合った。
次は、13日に東京都内で開かれる2回戦に出場する。昨年決勝に進出したオズワルドなども登場し、中村さんは「レベルの高いプロと同じ舞台で漫才をするのは楽しみ」、真鍋さんは「やってて楽しい。ネタはさらに見直すので、結果はラジオで確認して」と話している。(松村智裕)