雨も華やか神輿渡御 帯廣神社の秋季例大祭で4年ぶり
帯廣神社(大野清徳宮司)の秋季例大祭が24日、本祭を迎えた。神輿(みこし)1基と山車4台が、1日かけて市内を練り回る、渡御(とぎょ)を4年ぶりに行った。
渡御に先立ち社殿では午前8時半から、厳かな雰囲気の中、氏子30人が神事を執り行った。同10時からはトラックに乗せた神輿が、同神社七つの祭典区それぞれを巡った。東4南6の飲食店前などで行った地域の発展を祈る供饌(きょうせん)祭には、連日の雨の中、多くの人々の姿があった。
渡御を見守った帯広市の桑原弘美さん(64)は「やっと祭りが戻ってきた感じがしてうれしい」と話した。桑原さんの娘婿で旭川市在住の丸嵩弘さん(36)と、その子どもの楓ちゃん(2)は初めて見る渡御に笑顔。山車の中で舞を披露する踊り手に楓ちゃんは身ぶり手ぶりで、喜びの感情を表現した。(山田夏航)