上士幌高生と町内2事業所のコラボ商品完成 来月1日に町民向け販売会
【上士幌】上士幌高校3年生9人とパン店「トカトカ」「十勝養蜂園」によるコラボ商品が完成した。高校生の視点で地元の食材をふんだんに使った商品を開発。10月1日には、企業滞在型交流施設「にっぽうの家上士幌」(道の駅かみしほろの北西側)で町民向けの販売会を行う。(鈴木真弓通信員)
同校3年の選択科目「ライフデザイン」の一環で、町内企業と高校が協力してまちのヒト・モノ・コトをつなげる「上高マッチング」として取り組んだ。生徒は3班に分かれて商品のレシピを試行錯誤してつくり上げてきた。
商品は気球をモチーフにしたマフィン「フルーツバルーンサンド」、蜂蜜とグラノーラを組み合わせた「はちぐらフレンチ」、町内産のレタスと地元レストラン「トバチ」のハンバーグをクロワッサンに挟んだ「ワッサンバーグ」の3品。
販売に向けて生徒が宣伝に力を入れている。蓑野羽未(うみ)さんと加納愛梨さんが力を合わせ、商品が引き立つようシンプルなデザインのポスターを作成。15、16の両日、道の駅や商店街などに足を運びポスターを配布した。
加納さんは「商品を作る過程で、フレンチトーストに乗せたグラノーラが落ちてしまい苦労した」、坂田心寧(ねね)さんは「試作を何度も行って完成した商品。ぜひ食べてほしい」と呼び掛けている。
同日正午から販売し、商品がなくなり次第終了する。