空き家問題を落語に 帯広出身の立川談吉さん 26日に動画配信
北海道宅地建物取引業協会帯広支部の宅建市民講座で、帯広市出身の落語家、立川談吉さん(40)が、空き家問題を演題に創作落語を披露した。26日午後1時にYouTubeで配信を予定している。
同支部は「不動産の日」(9月23日)に合わせて、毎年、宅建市民講座を開催しており、昨年から動画も配信している。談吉さんの落語は7日に行われ、同時に動画も収録した。
社会問題となっている空き家問題は帯広市内でも発生しており、近年、不動産業者への相談も増えているという。自ら台本も手掛けた談吉さんは「デリケートな話であり、いかにもめ事にならないようにするかを考え台本を描いた」と語る。祖父母、親、孫の3世代が登場し、自宅を孫に譲りたい祖父と、譲ってもらった家は解体し、更地にして売却すると主張する孫との会話を、ユニークさを交えた落語に仕上げた。
談吉さんは「両親と実家について話をすることがあると思うが、話しにくいと感じたら、ぜひ動画を見て参考にしてもらえたら」と話している。
同支部は「相続やぼろぼろになった空き家など相談は増えている。講座を見て、家族で話し合うきっかけになれば」とPRしている。(完戸雅美)