特殊詐欺を防ぎ感謝状 新得のセブンイレブン新得町南店が3度目
【新得】新得署(野中稔蔵署長)は8月30日、特殊詐欺被害を未然に防いだとしてセブン-イレブン新得町南店(大槻誠店長)に感謝状を贈った。同店が特殊詐欺被害を防いだのは3度目。大槻店長は「当店だけでなく、コンビニは特殊詐欺被害を防ぐ最後の砦(とりで)だと思う。他のコンビニを含め被害を防いでいければ」と話している。
同署によると、同5日に町内の高齢男性が高額なプリペイド型電子マネー(10万円分)を購入しようとしたため、大槻店長が使い道や、電話で電子マネーの番号を連絡するよう言われていないかなどについて確認した。男性はカードの番号を連絡することになっていると話したことから、特殊詐欺の可能性が高いと同署に通報した。
男性は、自宅のパソコンを操作しているとき画面に、パソコンがウイルスに感染しているので、表示されている携帯電話に連絡するよう警告が出たため電話したところ、電子マネーを購入して番号を連絡するよう指示されたという。
同店は2018、20年にも特殊詐欺被害を防いだことがある。
同署は、管轄する町のコンビニに特殊詐欺の手口や確認事項などについて継続して指導している。道警の特殊詐欺被害の相談電話は#9110でも受け付けている。(平田幸嗣)