十勝の大空でバルーン飛行満喫 上士幌でフェス2日目
【上士幌】上士幌町航空公園で開かれている「第49回北海道バルーンフェスティバル」(同フェスティバル組織委員会主催)は2日目の13日、競技飛行を行った。初日とは打って変わって澄み切った青空が広がり、全国から集まった愛好家たちが十勝の大空でバルーン飛行を満喫した。
競技には35チームが参加し、飛行は午前5時半過ぎからスタート。離陸地から指定された地図上の範囲内で自由に飛行し、最大距離を測る「マキシマム・ディスタンス」と、競技本部が設定した四角の採点エリア内に目がけてマーカー(砂袋)を投下し、ターゲットの近さを競う「ゴードン・ベネット・メモリアル」の2種目を行った。
会場には多くの観客が訪れ、色とりどりの熱気球が空を舞う幻想的な情景に引き込まれていた。熱気球が低空飛行で着陸する場面では、観客から大きな拍手も。また場内では熱気球の搭乗や消防車の消火体験などのイベントも開かれ、多くの家族連れでにぎわった。
上士幌高校熱気球部の「上士幌ハイスクール4号」に乗り、競技に初参加した岩崎菫(すみれ)さん(同校3年)と竹内愛詩(まこと)さん(同)は「チームワーク良く、役割分担をしっかり果たせた」「風が気持ちよかった」などと笑顔で話した。
最終日の14日も、午前5時半から競技飛行が行われる予定。(大健太郎)