藤田氏トップ当選 3人が初陣飾る 本別町議選
【本別】任期満了に伴う本別町議選(定数12)は30日、投票が行われ、即日開票の結果、現職で副議長の藤田直美氏(56)=無所属=が532票を獲得してトップ当選を果たした。新人は丑若浩行氏(60)、加藤徹己氏(69)、宮本やよい氏(44)=いずれも無所属=の3人が初陣を飾り、現職は9人が再選、1人が落選した。
今町議選では現職1人が在職中に死亡し、1人が引退。現職10人、新人5人の計15人で争った。当選者のうち半数以上が200票台後半の得票で競り合い、落選した3氏は200票に届かず涙をのんだ。
藤田氏は2期目に本別町議会初の女性副議長を務め、子育て問題や高齢者、障害者らへの支援といった取り組みが認められ、支持基盤を手堅くまとめ、3選を果たした。
投票率は73・73%で、過去最低だった前回(76・33%)を2・6ポイント下回った。当日有権者数は5683人、有効票は4171票だった。(折原徹也)
「子育て支援に力入れ頑張る」 トップ当選の藤田氏
トップ当選の知らせを受けた藤田直美氏(56)は、30日午後10時15分ごろ、選挙事務所である自身が経営する喫茶店に到着。駆け付けた約30人の支援者らと喜びを分かち合った。
後援会の笠原求会長や石川香織衆院議員らとともに万歳を三唱。選挙戦を振り返り「現職として、ある程度の評価をいただけたと思う。本別をもっとよくしたいという期待票でもある」と結果を受け止めた。その上で「女性の代表として、子育て支援には特に力を入れ、3期目を頑張っていきたい」と決意を述べた。
笠原会長は「何としてもトップに返り咲きたい思いだった。(藤田氏は強いという風評の中で)支持の拡大は容易ではなかったが、無事達成できた」とほっとした表情で話した。(石川彩乃)
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