児童会館で小惑星リュウグウのサンプルレプリカ展示
帯広市児童会館(緑ケ丘2)で、小惑星探査機「はやぶさ2」が採取した惑星リュウグウのサンプルレプリカを展示している。8月18日まで。
帯広市開拓140年・市制施行90年記念事業。JAXA(宇宙航空研究開発機構)はやぶさ2プロジェクトと神奈川県相模原市の連携事業で、全国約200カ所にレプリカが提供された。
はやぶさ2は2014年に打ち上げられ、6年にわたる惑星探査の旅の末、小惑星リュウグウのサンプル5・4グラムが入ったカプセルを地球に届けた。サンプルの分析が進み、最近ではアミノ酸と多数の有機物が検出され、生命の起源に迫る報告が期待されている。
展示レプリカは、採取された中で3番目に大きな粒(1センチほど)と、それを10倍に拡大した物。この他に、はやぶさ2のミッションを伝えるパネルやすごろくなども置かれている。同館の岡田英嗣主査は「サンプルの大きさと価値が分かる展示。宇宙や天体に興味を持ってもらえたら」と話している。(牧内奏)