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LAND奨学金に大学生3人を採択 とかち財団

発表会に参加した(左から)佐野さん、とかち財団の森川芳浩事務局長、一色さん、渡邊さん

 とかち財団は学生起業家育成奨学金(LAND奨学金)の今年度の採択者に、十勝にゆかりのある道内の大学生3人を選んだ。学生は応募時に提案したビジネスプランの磨き上げを行い、起業・創業の考え方などを学ぶ。

 同奨学金は十勝で起業・創業・事業創発に将来取り組むためのビジネススキルの習得を希望する学生が対象。今年で5年目。給付金額は1人20万円。

 今年は応募した3人全員を採択した。選ばれたのは北海道医療大4年の一色健さん(22)=帯広市出身=、帯広畜産大3年の佐野玉緒さん(20)=京都市出身=、北海学園大1年の渡邊輝さん(19)=札幌市出身=。

 3人は2日に帯広市内のLANDで開かれた採択者発表会で応募の動機やビジネスプランについて説明した。一色さんは若者向けの交通手段が少ないことを課題に挙げ、目的地となる店舗からも協力を得ながら定額制のタクシー運行の実現を目指す。

 知的障害の妹を持つ佐野さんは、イベント開催などを通じて障害者と社会が接する機会を増やすことで、相互理解の促進や障害者雇用の拡大などを図る。

 渡邊さんは規格外の果物を使った果実100%ノンアルコールリキュールの製造・販売に取り組む。過去に市場調査で帯広市内の農園も訪れている。

 一色さんは「薬学部でビジネスを学ぶ機会がないので、具体的な力を身に付けたい」、佐野さんは「お金やビジネスの回し方を学びたい」、渡邊さんは「起業家としてお金を生み出し、地域に貢献したい」と語った。11月に成果報告会を行う。(津田恭平)

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