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カリフォルニアレーズンでパン開発 コンテストでファイナリストに 満寿屋商店の岡田昌樹さん

「麦音」の前でファイナリストのメダルを持つ岡田さん

 東京で開催された「第30回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」で、満寿屋商店(帯広)「麦音」副店長の岡田昌樹さん(44)が開発したパンが最終審査に進んだ。岡田さんは「3カ月かけて生地から開発し、食感も味も見た目も試作を繰り返して良いものにしてきた。食べた人を笑顔にしたい」と話している。

 コンテストは、製パンや製菓に向いているとされるカリフォルニア・レーズンの、業界向け情報発信などを行うカリフォルニア・レーズン協会が主催し、6月10日に開かれた。全国から約120人の応募があり、うち21人が最終審査に進んだ。最終審査の通過者はファイナリストと呼ばれ、岡田さんは主催者からメダルを授与された。

 岡田さんが開発したパンの名称は「シャインレザン100」。対粉(小麦粉に対する割合)100%のレーズン(粉とレーズンの比率が1対1)と、対粉115%の牛乳が特徴。レーズンは、通常のラム酒ではなく、ラズベリーのブランデーとオレンジのリキュールに漬けたものを使用しており、すっきりとした味わい。

 パンの上部にかけたチーズとの相性も良いという。レーズンを生かしながら、十勝の魅力をどれだけ盛り込むかが開発の基本姿勢だったといい、小麦、牛乳、チーズ、亜麻仁(あまに)など多くの食材を十勝産にこだわった。

 「シャインレザン100」は7月中の商品化を予定している。(吉原慧)

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