日高山脈の残雪望み 十勝の畑は連休返上
【芽室】ゴールデンウイーク前後の十勝管内は、ビート苗の定植やジャガイモの植え付けなど春の農作業が最盛期。6日も芽室町の農村部では、残雪の日高山脈を望む畑で、トラクターが盛んに動く姿が見られた。
今春は晴れの日が多く、平年並みか早いスケジュールで作業が進んだ一方、記録的な少雨で乾燥した畑は、4月下旬の強風で土ぼこりが舞い上がった。土が強く吹き付けられたビート畑では、弱ったり葉がちぎれたりした苗の植え直しが行われている。
町上伏古の橋本真和さん(41)は、ビート畑7ヘクタールのうち1ヘクタールで再び苗を定植している。昨年12月の暴風に続いて風の影響を受けただけに、「好天で仕事ははかどってきたけれど、土は乾燥していて作物にいいことなのかどうか。『二度あることは三度ある』なので、しばらくは風が心配」と話していた。(安田義教)