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就業体験支援のサイト完成 浦幌町「つつうらうら」

浦幌の就業を促進するポータルサイト「つつうらうら」。左は小松代表

 【浦幌】浦幌町は、就業体験の入り口から出口までをワンストップで支援する就業促進ポータルサイト「つつうらうら」を立ち上げた。農林水産業といった1次産業を中心に働く人の顔を多く載せ、実際に就業を体験した若者の滞在記なども交えて働きたい人を迎え入れている。

 町が昨年度に始めた「就業チャレンジ支援事業」の一環。町内で総合旅行業を手掛ける「リペリエンス」(小松輝代表)にサイトの製作から管理、運営を委託している。コンセプトやデザインの案、記事の執筆などは、一般社団法人ドット道東(事務局北見、中西拓郎代表理事)が協力した。

 サイト名は「全国各地のあらゆるところ」を意味する津々浦々が由来。浦幌に気軽に訪れ、魅力を感じてもらおうと願いを込めた。ロゴマークに加えた足跡は、旅することや土地に触れることで発見する新たな気付きを意味し、足跡の向きは向き合うようにデザインしたことで、さまざまな出会いや浦幌に再訪する場面などをイメージしている。

 サイトのメニューにある「浦幌の産業」では、農業、水産業、林業、商業、工業の11事業者を紹介。事業者一覧から事業内容や代表・社長のコメントなどを確認できる。「浦幌のこと」では、景色や旅館などの紹介に加え、昨年11月から今年3月までの5カ月間にわたって浦幌に長期滞在しながら木下林業や浦幌木炭で就業体験した平井佑樹さん(23)らの滞在記もあり、仕事内容や職場の雰囲気を垣間見ることができる。

 「求人&体験一覧」では、「1日から体験可能!」「未経験OK!」などと幅広く募り、ページ内から応募フォームに飛ぶことができる。サイトの掲載料や仲介料は無料。インスタグラムやフェイスブック、ツイッターにアカウントを開設し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)からサイトへの誘導も図っている。

 町産業課の小川博也課長は「サイトを経由して浦幌の産業に興味を持つ人が増え、ゆくゆくは就業や移住につながれば」と期待。小松代表は「今後も情報を更新し、みんなと共につくるサイトにしたい」としている。(小縣大輝)

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