帯商・建設業の魅力発信動画制作、左官や鳶など
帯広商工会議所の建設部会(河西健一部会長)は、建設業の魅力を学生などに発信するため、新たな動画「進め。匠(たくみ)の道へ」を制作した。左官や鳶(とび)など9業種の業務内容が各4分以内でまとめられ、紹介されている。
建設業では人手確保が全国的な課題となっており、同部会でも魅力発信策として、市内中心部ホコテン会場での建設体験イベント開催や職人インタビューなどに取り組んできた。
今回は管工事施工管理技士、建築大工、塗装工、建築士、鉄筋工、造園工、鳶職人、生コンクリート事業、左官工事が参加。「学生にも気軽に閲覧してもらいたい」(河西部会長)と、それぞれの職業内容を短くまとめた。参加団体が一部資金面でも協力し、道の地域づくり総合交付金も活用した。
動画はYouTubeチャンネルで公開。制作はプロコム北海道(帯広市)に委託し、昨年末に完成。1月から帯商のホームページ(HP)内にバナーを貼り、視聴できるようにした。
PRチラシも6500部作成し、管内全高校を含め28カ所に配布。24日には市内の帯広経済センタービルで開かれた同部会の席上で披露された。再生回数は合計で3106回(24日時点)で、最も多いのが左官の1186回。
新年度は中高生や保護者対象に建設業界アンケートを企画しており、そうした場を通じて新作動画もアピールする考え。
河西部会長は「まずは若い人たちが業界に興味をもってもらいたい」と話している。
問い合わせは同部会(0155・67・7381)へ。(佐藤いづみ)
【10秒動画】帯商・建設業の魅力発信動画制作、左官や鳶など