女子旅行くならここ!「帯広温泉郷」が全国総選挙で3位初入賞
全国の温泉地をインターネット投票で順位付けする「温泉総選挙2021」の「女子旅部門」で、帯広市内の銭湯や宿泊施設を含む「帯広温泉郷」が3位に初入賞した。温泉地としての知名度向上へ、観光関係者らの期待も高まりそうだ。
帯広温泉郷は、帯広市地域おこし協力隊の今雅昭さん(37)が、市内にある銭湯11施設と温泉付きの宿泊施設9施設全てでモール温泉が楽しめることに着目。温泉地としてPRしようと、2020年の温泉総選挙への初エントリーに合わせて命名した。
同選挙は民間組織「旅して日本プロジェクト」の主催で、今回で6回目。温泉地のさまざまな情報を提供し、活性化につなげる狙い。「リフレッシュ」「うる肌」など九つの部門ごとに、全国132の温泉地がエントリー。昨年11月から今年1月までの3カ月間で約100万票が寄せられた。
帯広温泉郷は、「美人の湯」ともいわれるモール温泉や地元スイーツを前面に打ち出し、女子旅部門で7537票を獲得。四万温泉(群馬)、伊香保温泉(同)に次ぐ3位に輝いた。
今さんは、20年3月からフリーペーパー「Chai」で「帯広温泉倶楽部」と銘打ち、温泉施設の紹介を毎月連載。温泉家の北出恭子さんを招いたトークショーや温泉施設のスタンプラリーなども企画し、魅力の発信に力を入れてきた。
20年は「うる肌部門」にエントリーし、5位以内の入賞を逃したが、部門を変えてリベンジを果たした。
今さんは「入賞が目標だったのでうれしい。地元の人たちに帯広の温泉の価値に気付いてもらい、全国の人にも知ってもらえるよう発信を続けたい」と喜びを語った。
十勝管内では、十勝川温泉が19年のファミリー部門1位、ぬかびら源泉郷が18年のリフレッシュ部門1位など、いずれも入賞を重ねている。(大海雪乃)
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