志賀姉妹闘志 スマイルジャパン今夜準々決勝フィンランドと対戦 北京五輪女子アイスホッケー
【中国・北京=北雅貴】北京五輪の女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」(世界ランキング6位)は12日午後5時40分(日本時間)から、五カ松体育館で準々決勝を戦う。ベスト4を懸けてフィンランド(同3位)と激突する。帯広市出身のDF志賀葵(トヨタシグナス-帯三条高、帯南町中、稲田小出)、妹のFW紅音(同)が出場する予定だ。
日本は1次リーグBグループを3勝1敗で1位通過。世界の上位が集まるAグループ3位のフィンランドとの対戦となった。
志賀姉妹は1次リーグ全4試合とも第1セットで出場。相手の反則で1人多くなるパワープレーなどの重要な場面を任されるなど主力として活躍している。志賀葵は3アシスト、志賀紅は1ゴール1アシストを記録している。
同リーグ最終戦となった8日以降は、9日に休みを取り、10、11の両日は各1時間の練習で調整した。すでに115分間プレーしている志賀葵は「大会期間中なので疲労が完全には取れないが、状態は良い」と調整は順調。「ここからは一つ一つのプレーが勝敗にかかわってくる。自分もチームもすべての力を出し切って勝ちにこだわりたい」と力を込めた。
志賀紅は、高木美帆が銀メダルを獲得したスピードスケートの女子1500メートルを選手村の部屋で姉と一緒にテレビ観戦。「自分の力を出し切ってのメダルで、すごいと思った」と刺激を受けた。強豪のフィンランドとの一戦は「わくわくした気持ちしかない。チャレンジャー精神を持って戦う」と話した。