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古道具屋うさぎが来月オープン 足寄

「古道具屋うさぎ」の店内と儀間さん

 【足寄】足寄町旭町4の飲食店跡に「古道具屋うさぎ」が2月5日オープンし、週末を中心に営業する。春以降は営業日も増やす予定で、敷地内にキッチンカーを呼んだりもしたいという。店主の儀間芙沙子さん(34)は「道の駅ならぬ、“儀間の駅”のような存在になれたら」と意気込んでいる。(坂口阿希奈通信員)

 2017年に横浜市から移住した儀間さんは、町内の移住サポートセンターに勤める中で移住者に空き家や空き店舗を紹介することが多かった。実際に使用する際に建物の所有者が家財道具などの行き場に困って捨てざるを得ない場面に出くわし、いたたまれない気持ちになったという。

 まだ使えるものを新しい持ち主につなぐ役目を担う古道具店を営もうと昨年8月、古物商の資格を取得した。夫の雅真さん(34)が代表の野生肉専門店「やせいのおにくや」が店を構える飲食店跡の空いていたスペースを店にし、22日にプレオープンした。

 幼少期に自然環境に恵まれた旧網走管内端野町(現北見市)で育ったことから環境問題に興味があり、環境省の外郭団体で環境保全に携わった経験も持つ。昨年は町内のはたらくものづくり村で、廃棄物や不用品などを価値ある形に変えて提供する「アップサイクル」というフィンランド発祥のイベントも行った。

 自身の目利きにより昭和時代のものを中心に集め、閉校になった小学校で使われていた地球儀や、足踏みミシンなど幅広くそろえる。店名の「うさぎ」について、儀間さんは「自分が卯(う)年生まれだったことと、飛躍の意味合いを込めた」としている。営業時間は午前11時~午後4時の予定。詳細は同店のインスタグラムfuru_usagiで。(坂口阿希奈通信員)

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