十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

帯広市電子図書館の累計貸出数15万冊突破 「さらなる利用を」

さらなる利用を呼び掛ける(左から)青木さんと土屋さん。帯広市のLINEの画面からもアクセスできる

 帯広市図書館(石津邦久館長)が昨年4月、インターネット上に開設した電子図書館の累計貸出冊数が15万冊を突破した。職員らは「さらに多くの方に利用してもらいたい」と呼び掛けている。

 緊急事態宣言が発令された昨年5月の連休明けに利用者が増加。その後も定着したとみられ、「極端に下がることなく、安定的に推移している」(石津館長)という。5月以降は毎月1万冊以上が貸し出され、10日に15万冊を超えた。

 利用の大半は市内小・中学生。1人1台ずつ端末が配備された「GIGAスクール構想」を生かそうと、学校現場では朝読書の時間などで積極的に活用している。次に40代が多く、70~90代の高齢者層の貸し出しも1700件以上あり、幅広い世代が電子図書館を使いこなしているようだ。

 同館の電子書籍の蔵書数は昨年10月末時点で2万7832冊。札幌市電子図書館の約3倍に当たる。料理や子育て本も数多く、司書の青木景子さんは「本を汚すことなく、レシピを見ながら調理できるのも電子書籍の良いところ」と話す。

 現時点では児童生徒の利用が約8割を占めるため、SNSや市のLINEなどで一般に向けて積極的にPRしている。電子書籍と紙媒体の両方がリンクするような展示も実施。運用する土屋舞奈さんは「まずはチャレンジしてみてほしい」と呼び掛けている。

 貸出冊数は1人3冊までで、期間は7日間。利用方法の詳細は帯広市図書館のホームページに掲載している。
(牧内奏)

更新情報

団体5人制は帯農V 3人制は広尾 全国高校柔道選手権大会十勝支部大会

紙面イメージ

紙面イメージ

11.21(木)の紙面

ダウンロード一括(69MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME