浜辺に大量のイワシの死骸 広尾・えりも境界近辺
【広尾】広尾町と日高管内えりも町の境界付近の海岸で21日、大量の死んだイワシが打ち上げられているのが見つかった。原因は分かっていない。
午前8時ごろに、サーフィン愛好家の男性(54)が広範囲にわたって12センチ程度の小さな魚が打ち上げられているのを発見した。
男性は毎週サーフィンをするため帯広から広尾町内に通っており、「10年間、広尾の海に通っているが初めての光景。海中は黄緑色に濁っている。赤潮と関係があるのではないか」と語る。
魚はカタクチイワシとみられ、北海道沿岸に広く分布。主に渡島、釧路地方で水揚げされている。イワシをめぐっては過去に日高管内浦河町内で、しけで漁港に逃げ込んだマイワシが酸欠状態になり大量の死骸が発生した例がある。(能勢雄太郎)