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北海学園大生8人が高齢者の買い物支援に向けて調査や映像撮影 浦幌

高齢者の買い物支援に向けた動画撮影に臨む学生ら。後列左は店主の高橋さん、同中央はリポーター役の坂本さん

 【浦幌】北海学園大学経済学部地域経済学科の西村宣彦教授のゼミ生が12~14日、町内に滞在しながら独居老人など買い物難民の支援に向けた調査や映像撮影などを行った。

 西村ゼミでは、地域が抱える課題として高齢者の買い物支援にスポットを当てており、同大と包括連携協定を結ぶ北海道放送(HBC)の協力の下、シニア世代に情報を提供するコンテンツの試作に乗り出している。今回はその実証事業に当たり、一般社団法人「十勝うらほろ樂舎」(近江正隆代表理事)が仲介役となって、食品や衣類など生活必需品を取り扱う商店に声を掛けた。配達サービスを行っているライズのほか、スーパーなかやま、東栄堂、高橋ストアーの4店舗の協力を得た。

 西村ゼミに所属する2、3年生25人のうち8人が12日に浦幌入りし、事前に各地区の現状などをヒアリング。13日は4人ずつ2班に分かれ、映像の素材集めに奔走した。ライズを訪れた班は、HBC社員ら5人から撮影アドバイスを受けながら、店主の高橋廣幸さんへのインタビューなどを行った。

 リポーター役を務めた3年の坂本大祐さん(21)は「車がない、運転できないと買い物に困る人たちが多い現状を知り、僕たちの撮影した動画がそういった人の手助けになれば」と話していた。

 各班で撮影した動画は学生たちの手で編集し、20分程度の1本の映像にまとめ、11月中に町内の複合施設「FUTABA」で放映される予定。(小縣大輝)

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