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本別町出身の大西さん、3冊目の料理本「レンチン レベチ飯」出版

3冊目のレシピ本を手に「これからもお役に立てる情報を出していきたい」と話す大西さん

 本別町出身で「クッキングエンターテイナー」の肩書で活動する大西哲也さん(38)=東京=は28日、自身3冊目となる料理のレシピ本「COCOCORO大西哲也のレンチン レベチ飯」(扶桑社)を出版する。「電子レンジは調理器具」とし、調理の「火入れ」を電子レンジに置き換えて、感覚ではなく理論で加熱時間などを算出して作った約60種類のレシピを掲載している。

 大西さんは1982年生まれ。本別中央小、本別中、本別高、北日本自動車工学専門学校(現北日本自動車大学校)卒。調布市内で「料理うまいBAR COCOCORO」を営み、登録者数37万7000人超のユーチューブチャンネル「COCOCOROチャンネル」を運営している。

 今回の本出版のきっかけは、大西さんが「電子レンジレボリューション」と題して投稿していた調理動画。温度コントロールの計算式を見つけ、白米やカレーを作り、「革新的」などと大反響だった今年春に出版社から声が掛かった。約2カ月間で80ほどのレシピを作り、そのうち約60品を厳選。オムライスやパスタ、牛すき、トムヤンクンにプリンと幅広い。

 特徴は再現性の高さ。「何グラムの食材なら何ワットで何分何秒」などと記載するため、「ビリヤニ」など鍋で作ると高等技術が必要な料理でも「限りなく失敗が少ない」(大西さん)。また、調理の間、火に掛けると付きっきりになるが、電子レンジであればその間、ほかのことができ、トータルで時短になる。

 例えばカレイの煮付けは15分と約半分に短縮。鍋で作るより身がふっくらと軟らかくでき、皿のまま出せるので洗い物も少なくて済む、とする。ジャガバターやポテトサラダなどは200ワットでじっくり加熱することで「甘みを出しつつ、ふかすことができた。ぜひ試してほしい」と言う。

 同書は十勝管内をはじめ全国の書店で販売。オールカラー、128ページ。1540円。大西さんは「今までの電子レンジ料理本とは一線を画す内容。これからも十勝の方にもお役に立てる情報を出していくので、応援をお願いします」と話している。(植木康則)

 ◇

 大西さんは毎月最終日曜日、本紙の「生活掲示板」面に「なまらおいしいひと工夫」を連載しています。

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