大津漁港で秋サケの水揚げ 豊頃
【豊頃・浦幌】秋サケ定置網漁の解禁を受け、大津漁業協同組合(中村純也組合長)は2日、同漁協エリアの大津漁港と厚内漁港で、銀色に輝く良型の魚体を初水揚げした。
大津漁協では、豊頃町大津と浦幌町厚内の両地区、計11カ統で秋サケ定置網漁を行っている。
大津漁港ではこの日、午前6時すぎに続々と漁船が帰港し、前日(1日)に網入れした11カ統のうち10カ統の定置網を引き揚げた。初日は大津、厚内の両漁港とも9トンを水揚げ。前年初日はしけで11カ統のうち1カ統の水揚げだったために量は比較できないが、浜値(1キロ当たり)は雌1071円(前年初日1035円)、雄400~404円(同522円)だった。
ただ、魚体は昨年並みで良型が多く、漁業関係者は「大きいのだと雌は4キロ、雄は5キロある」と話す。
秋サケ定置網漁は11月20日までで、大津漁協は「初日としては量は少ないが、今後の豊漁に期待するしかない」としている。(小縣大輝)