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氷室で熟成「帯廣ジンギスカン」発売 東洋食肉販売

1日に発売した氷室仕込みの「帯廣ジンギスカン」

 東洋食肉販売十勝事業所(帯広市)は1日から、「帯廣ジンギスカン」の販売を始めた。特製タレにつけ込み、肉が凍る直前の温度を保つ貯蔵庫で熟成した軟らかさが魅力のジンギスカン。ハピオ(音更町)と、とかち物産センター(帯広駅エスタ東館2階)で扱っている。

 帯廣ジンギスカンは帯広物産協会が監修し、2018年から製造・販売している「東洋食肉のロースジンギスカン」に改良を重ね、新たに商品化した。

 オーストラリア産のマトンロース肉を特製タレにつけ込み、0~1度の氷室熟成庫で熟成。一番おいしくなる手前で急速凍結させることで、解凍して食べるタイミングで最もおいしくなるように製造している。

 肉は手作業で脂身まで切り落とし、タレには添加物を使わず、肉や野菜の酵素の働きで軟らかな肉質を実現。薄味で肉本来のうま味を生かし、ふたみ青果(釧路市)のフリーズドライにした粉末状のタマネギで甘みやまろやかさを加え、臭みがなく、こくのある味わいに仕上げた。

 商品名には帯広の文字を取り入れ、食を通した地域振興につなげる狙い。同協会の木戸善範事務局長は「効率よりもおいしさを追求し、『帯広』の期待感を裏切らない味になった」と話す。商品開発を担当した十勝事業所の山口朋哲上級リーダーは「帯広の技術を発信する第1弾。食べて楽しんでもらいたい」とPRしている。400グラム入り、1100円。(大海雪乃)

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