巨大鬼太郎でPR、ヒマワリで畑アート 本別
【本別】町西美里別の農業河野広明さんのヒマワリ畑約5ヘクタールで、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の主要キャラクターを描いた「畑アート」が登場した。
10月9日から道立帯広美術館で開かれる特別展「水木しげる 魂の漫画展」(同美術館、十勝毎日新聞社など主催)のPRを兼ねて企画。三菱マヒンドラ農機(本社・松江市)事業開発課の前田篤志さん(35)が、全地球測位システム(GPS)を搭載した同社のトラクターを使って描いた。
早咲きと遅咲きの緑肥用ヒマワリ2品種の開花時期の差を利用。鬼太郎と目玉おやじ、一反木綿になるよう遅咲きの種をまいた場所が、早咲きの黄色を背景にして浮かび上がった。
誤差最大2・5センチのGPSトラクターで種をまき、鬼太郎の髪の毛の流れや、一反木綿の流動的な質感を表現。前田さんは「農業は泥臭い、大変といったイメージがあると思うが、面白い取り組みもできる。子どもたちや都会の人が少しでも農業に興味を持ってもらえたらうれしい」と話していた。(折原徹也)