コロナ禍で異例の“夏の成人式” 音更、芽室、清水の3町
【音更】新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていた成人式が14日、音更、芽室、清水の3町で開かれた。コロナ禍の中で、集まった新成人らは、例年とは違う“夏の成人式”で二十歳の決意を新たにした。
音更町は町文化センターで開催。成人式対象者は360人(7月1日現在)。感染症対策で、5校の出身中学校ごとに午前の部(音更中、下音更中出身)と午後の部(駒場中、緑南中、共栄中出身)に分かれ、来賓や保護者の人数を制限するなどし、式典時間も約50分間に短縮して実施した。
午前11時から行われた午前の部には新成人と同伴の保護者を含めて126人、来賓33人が出席。町教委の福地隆教育長が「自らの判断と責任の下に努力を積み重ねて将来を担う人になってくれることを期待している」と式辞。来賓の小野信次町長、高瀬博文町議会議長が祝辞を述べた。
新成人代表の音更町在住の保育士村中冴さん(21)による交通安全宣言に続き、北見市在住の会社員矢柳大地さん(20)が「音更町で生まれ育った誇り、成人としての決意を心に刻み、これからの人生を力強く歩んでいきたい」と宣誓した。引き続き、各中学校の恩師からのビデオレターが放映され、出身中学校ごとに記念撮影も行われた。
芽室町(対象者約200人)は芽室駅前プラザ「めむろーど」、清水町(対象者92人)は町文化センターでそれぞれ成人式を挙行した。幕別町の成人式は9月19日に再延期して行う予定。(内形勝也)